「ギターの上達」は曲のコピーをじっくり行うこと

Toshiです。

結婚式の余興の曲も決まり、いよいよ楽曲のコピーをしようかなと思っております。
今まで多くの曲をコピーしてきました。

今日は私の経験からギタリストとして上達できたコピーと上達出来なかったコピーの話をしようかなと思います。

コピーをしてギターが上達した

私がこれまで曲やフレーズをコピーしてきた中で、今でも大きな財産として蓄積されているものがあります。それは表現力です。

ギターを弾くときに「どういう風に盛り上げようか」「このフレーズは聞き手にどう感じてもらいたいか」を考えますが、ギターを媒介して伝えることは簡単ではありません。

ギターを奏でることで、相手にメッセージを伝えることはとても難しいです。

「音」や「リズム」を聞き手が理解できる「言語」にするには、「音」「リズム」に「表情」を持たせることが大事です。

コンピューターより、生の歌の方が表情的

考えてみてください。
コンピューターが発する歌と、坂本冬美さんが歌う歌と、どちらが聞き手の感情に訴えますか。

ほとんどの人が坂本さんの歌を選ぶと思います。
でも、考えてみると非常に不思議です。

同じ音程なのにどうしてこうも違うのでしょう。

それは、コブシやビブラート、強弱などを活用し、音に「表情」を持たせているからです。

コピーで大事なことは表情を真似ること

一番大事なことはコピーする曲の「表情」を感じ取ることです。

同じ曲でも弾く人によって、全く印象が違う曲になります。ギターサウンドをDTMで打ち込んだ曲とギタリストが弾く曲では全く違いますよね。

私の好きなギタリストの一人にゲイリームーアという偉大なギタリストがいます。

凄まじい表現力だと思います。彼の演奏は聴く人の心を震わせるものがあると思います。

コピーする時は自分がゲイリームーアになりきって弾き、タイミングやチョーキングなど、ありとあらゆるニュアンスを真似ることがとても大事です。

そしてそれを繰り返すことで、ギターでの表現が「言語」として習得できるので格段に上達できるのです。

音やリズムが織りなす表情を真似ることがコピーでは一番大切です。

しっかり自分の耳で聴きこんで、どのようにギターで再現するのかを研究することが上達への近道になります。

 

上達しないかったコピー

続いて、上達しなかったなぁと感じたコピーについてお話しいたします。

TABばかりを見ていた

私はヤングギターという雑誌を購読していました。その雑誌はテクニカルなギターヒーロー達が圧倒的な存在感を放ち、読者の心を揺さぶるかっこいい雑誌です。

その中に、フレーズや曲のスコアなどが掲載されており TAB譜が載っています。

しかし、これが私にとって落とし穴でした。

 TAB詰の音を弾くことだけに集中してしまい、肝心の表現することが疎かになってしまっていたんです。

結局、曲は覚えましたが録音して聞いてみると「機械的な演奏」になっていました。

もちろん、難しい曲を練習することで、指の神経や筋肉が発達して指が動くようにはなりましたが、音楽的に上手くなったとは言えませんでした。

ぜひ、ギタリストとしてスケールアップするために、コピーする際は「表現」に注目しコピーしてみてください。

参考になれば幸いです。

Toshi

 

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