こんにちは。Toshiです。
フレーズ集などを使って、お手本のCDを聴きながらフレーズを覚えたことあると思います。
しかし、覚えたけど忘れちゃうことって意外と多いですよね。
私はフレーズ集などをやり込みましたが、「今弾け!」と言われると多分弾けません笑
CDを聞いて、「あぁ!やったことある!」という感じで思い出す程度だと思います。
「どうせすぐ忘れちゃうのに、フレーズ練習ってやる意味あるのかな」って不安に思ってきました。
今日はそんなフレーズ練習を確実に自分のモノにする方法を書きたいと思います。
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Contents
フレーズはたくさん覚えなくてもいい
まず、フレーズ集を使っているとたくさんフレーズが載っていますが、全部暗記するのは大変です。
大事なことは、フレーズを暗記するのではなく、フレーズを分析することです。
フレーズを分析するためにするべきことは以下の通りです。
- コード進行を把握する
- 度数を把握する
- 使われているスケールを把握する
この3つの分析が必要です。
コード進行を把握する
コード進行は五線譜の上にコードが書いてあると思います。
まずはキーを見つけます。フレーズ集などは丁寧にキーが書いてあると思います。
フレーズ練習をするときに、TABばかりに目がいってしまい、コードを把握せずに弾いてしまうってパターンが多いです。左手のエクササイズになってしまうのは勿体無い!
必ず何のコードの上でメロディが乗っかるのかを意識しましょう!
次にコードをディグリーネームを割り当てます。
例えば、
- 2−5−1
- 1−6−2−5
などディグリーネームでコード進行を把握しましょう。
コード進行を常に把握しながらフレーズ練習することで、音の意味が理解できるようになり、今後自身の演奏に説得力が増すことになりますよ。
度数を把握する
次に、フレーズの音がコードに対して何度の音なのかを把握します。
度数を把握すること、フレーズの「骨格」が見えてきます。
例を出します。キーがCの時、2−5−1(Dm7ーG7ーC△7)のコード進行があったとします。
Dm7のときに「3弦7f→2弦6f→1弦5f→1弦7f」というようなメロディがあったとして、Dm7に対しては「ルート→m3→5→6」というような度数です。
分析してみると、ルート、m3、5はBmのコードトーン、6はDドリアンスケールの特徴音ということがわかります。そして、度数から何のスケールが使われているのかが見えてきます。
このように、度数を把握することでメロディが与える印象(盛り上がりや浮遊感など)の仕組みがわかるようになるのです。
違うキーやコードの上で覚えたフレーズを弾く
度数を理解し、何のスケールが使われているかが見えてきたら、今度は違うコードの上で試します。
度数でメロディを把握しておけば、たとえコードが変わっても、そのコードに対して何度を押さえればいいのかがわかります。
Dm7も6弦10fがルートの時と、5弦5fがルートの時がありますので、それぞれのパターンで度数を探し弾いてみましょう。
m3を弾くときも、同じ弦のm3を弾くのか、隣の弦のm3を弾くのか色々なパターンがあります。
覚えたフレーズを自分なりにアレンジする
最後に覚えたフレーズは色々と派生させてみましょう。
三連符にしてみたり、スライドやチョーキングで表現を変えてみたり。
自分でコードを弾いてその上でフレーズを弾いてみるのも大切です。
いろんなバッキングパターンに挑戦し、その上で覚えたフレーズがどのように映えるか確認してみましょう。
ビビッときたものがあれば、自分のフレーズとしてインプットされます。
最後に
1つのフレーズでもじっくり向き合うと結構時間がかかります。
しかし、たくさんフレーズを無意識に弾きまくるより、中身の濃いものになるはずです。
ぜひ取り組んでみてください。
少しでもギターライフの一助になれれば幸いです。
ありがとうございました。
Toshi
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