こんばんは。ひと休みです。
アドリブで必ず練習するコード進行がⅡーⅤーⅠですよね。
ⅤからⅠへ解決するために様々なアプローチがあります。
朝練で7thコード上でスケールを弾いている時に「これは使える!」と思ったアイデアがあるのでご紹介したいと思います。
Contents
7thコードの時はコードトーン+コードトーンでフレージングする
端的に言うと7thのコードトーンに違うコードトーンを足していくアイデアです。
その前に7thコードを理解しましょう。
7thコード
7thコードのコードトーンはR・M3(△3)・P5・m7です。

7thコードの上で使えるスケールはたくさんあります。
以下が7thコードの時に使えるスケールの一部ですが、基本的にコードトーンが骨格になっているのが分かると思います。
- ミクソリディアンスケール(R,9,M3,11,P5,13,m7)
- ホールトーンスケール (R,9,M3,#11,#5,m7)
- コンビネーションオブディミニッシュトスケール(R,♭9,m3,M3,#11,P5,13,m7)
- リディアン7thスケール(R.9.M3.#11.P5.13.m7)
もちろんここにメジャースケールやペンタトニックスケールなども加わります。
骨格である7thコードのコードトーンに違う音のコードトーンを組み合わせてみると、様々なスケールの音に合致します。
ミクソリディアンスケールっぽく弾くアイデア
ミクソリディアンスケールを例に出し考えてみます。
R・9・M3・11・P5・13・m7という音階です。メジャースケールの音階とほとんど一緒ですが、7度の音が半音下がっているのが特徴音です。
ドレミファソラシで考えるとド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ♭という感じです。以下の写真はGを基準にしたミクソリディアンスケールです。

Gのミクソリディアンスケール。度数を覚えることが大事
ミクソリディアンスケールを使ってカッコいいソロが弾きたいと思ったらオススメのアイデアがあります。
例えばG7の時、メジャーサードの音(ここではB)のマイナー♭5のコードトーンを弾くとミクソリディアンスケールっぽいカッコいいフレーズが出来上がります。Bのマイナー♭5はこんな感じのコードトーンです。( )がBm(♭5)のコードトーンです。(下の写真)

このように7thコードのコードトーンと違うコードトーンを混ぜるように意識すると、無機質なスケールの上下ではなく、コード感とスケール感が出せるソロが弾きやすくなります。
コンディミっぽく弾くアイデア
コンディミっぽく弾きたい時も同様に7thコードの6番目の音のメジャートライアドを混ぜ合わせると、コンディミっぽい音使いになります。
このようにコードトーン+コードトーンで7thコードで使えるスケール感を出すことができます。
まとめ
アドリブの上達はリズムやフレージングなど様々な要素から成り立っているので、すぐに上達を実感できるものではありません。
ただし、一つ一つをじっくり取り組むことで力になり総合力がつくことで少しずつアドリブが弾けるようになります。
まずは一歩ずつ自分のできることを増やす意識で練習していきましょう。
私はこれから、ホールトーンスケールを使ったアドリブを練習しようと思います。
お互い頑張りましょう。
Toshi
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