こんにちは!Toshiです!
今日はテンションについて研究したいと思います。
どんな時に使える音なのかをお伝えできればなと思います。
今日はキーをCに置き換えて考えていきます。Cメジャースケールで作るダイアトニックコードに足せるテンションを確認していきたいと思います。
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Contents
テンションとは
テンションは3和音、4和音の構成音の上に積み重なる音です。
ドミソシの4和音の上はレ(9th)、ファ(11th)、ラ(13th)です。
この9th、11th、13thがテンションの音ですね。
テンションノート(音)は緊張感を持ったサウンドを生み出します。
ジャズをはじめポップスでも大活躍しており、音楽的な表現の幅を広げる要素です。
テンションの音いくつかに細分化することができます。
9thは♭9と9thと#9
11thは11thと#11th
13thは13thと♭13th
これらのテンションはどんなコードでも使える訳ではありません。
コードのタイプによって使い分ける必要があります。
メジャーキーのテンション
メジャーキーで使えるテンションノートを見ていきましょう。
まず、メジャーダイアトニックコードを見てください。
ⅠとⅣの時に△7のコードが登場しますよね!
上の写真だと、C△7とF△7ですね。
結論から言います。
C△7(Ⅰ△7)の時に使えるテンションノートは9thと13thです。
F△7(Ⅳ△7)の時に使えるテンションノートは9thと#11thと13thです
テンションコードはスケール内の音を使います
C△7から紐解いていきましょう!
C△7(Ⅰ△7)
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ(太字がコードトーンです)
なぜ、11thは使えないのか。
答えは11thはコードトーンの3度の半音上の音で、コードの響きを邪魔してしまう音だからです。
コードトーンの半音上の音はアボイドノートと呼ばれる音で、和音として使うことは避けるべき音です。
F△7(Ⅳ△7)
ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ
赤字のソが9th、ピンクのシが♯11th、青字のレが13thです。
なぜ11thではなくて#11thなのか。
テンションは基本的にスケール内の音を使います。
「ファ」から「シ」までは増4度です。(下の写真参照)
つまりF△7(Ⅳ△7)にとって「シ」は増4度の音、つまり#11thの音という訳です。
なので、Ⅳ△7の時は#11thが使えるという訳です。コードトーンである「ラ」から全音離れているので、アボイドノートでもありません。
マイナー・キーのテンション
マイナーのコードは下の写真から探してみましょう。mが付いているコードです。
Dm7とEm7とAm7とBm7(♭5)ですよね。
結論から言うとマイナーは11thが使えます。
共通しているのは、3度の音が半音下がっていることです。
さっきメジャーの時、11thは3度の半音上だから使えませんでしたね。(アボイドノートになってしまう)
しかし、マイナーは半音下がっています。なので、マイナーは11thが使えます。(m3から全音上が11th)
Ⅲm7の時に9thは使えない
Em7(Ⅲm7)のとき、9thは使えません。なぜかと言うと「ミ」にとって、9thの音は「ファ」なので♭9の音になりますよね。しかし、コードトーンの「ミ」の半音上の音なので、アボイドノートになってしまうからです。
Ⅶm7(♭5)の時
Bm7(♭5)で考えましょう。
シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ
9thの「ド」は♭9thですね。コードトーンの半音上なので使えません。「ミ」の11thはOKですね。
「ソ」は13thです。5度の半音上。しかし、今回はm7(♭5)でしたね。つまりコードトーンは♭5なのです。13thの音は♭5から見ると全音上です。なので使ってOKです。
ドミナント7th(V7)の時のテンション
ドミナント7thとはV7のことです。
VはⅠに解決したがる和音ですので、浮遊感を出してⅠで落ち着かせることが多いです。
キーがCであればVはG7です。
ドミナント7thはたくさんのテンションが使えますよ。
まずはスケール上の音
ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ
「ラ」と「ド」と「ミ」はそれぞれ9th、11th、13thですね。
9thと13thはアボイドではないのでテンションになれます。
ドミナント7th上では「ナチュラルテンション」と言いかたをします。
また、♭9や#9、♭13thのように♭や#がついたテンションも使えます。これらを「オルタードテンション」と言います。
このオルタードテンションをドミナント7thのコードトーンと絡ませるといい感じに「Jazz」になりますよ笑
オルタードテンションはマイナーキーからの借用とされています。後日詳しく書きたいと思います。
まとめ
結構頭が混乱するところだと思います。
ポイントは
- テンションは4和音の上に足される音。
- コードトーンの半音上はテンションノートとしては使えない。(アボイド)
- ドミナント7th(Ⅴ7)はオルタードテンションが使える。
ここをおさえておけばいいかなと思います。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
Toshi
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