コードの役割と代理コードを覚えよう!ギターで表現の幅が広がるチャンス

こんばんは。Toshiです。

ギターの弾き語りに挑戦しておりますが、なかなか慣れない事は難しいですね!

けど、弾き語りができるようになれば、ギターの楽しみ方がまあ一つ増えますからね。楽しみたいと思います。

さて、アコギで弾き語りをしていると「コードの役割」って大切だなと思います。

今日はコードの役割と代理コードについてお話ししようと思います。

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Contents

ダイアトニックコードには役割がある

コードには3つの役割があります。

  • トニック
  • ドミナント
  • サブドミナント

の3つです。ダイアトニックコードも例外ではありません。

トニック(Ⅰ)

トニックはキーを基準に作るコードです。ダイアトニックコードだと一番最初のコードですね。
メジャーならⅠ△7、マイナーならⅠm7と表記されます。
安心感や終止感を持っているので、曲の始まりや終わりに多用されます。

ドミナント(Ⅴ)

ドミナントは緊張感を持っており、トニックに行きたがりなコードです。ダイアトニックだと5番目です。
メジャーならⅤ7、マイナーならⅤm7とV7と表記されます。(マイナースケールも3つ種類があるのでⅤ7も可)

サブドミナント(Ⅳ)

サブドミナントってやつはドミナントに行きたがる傾向があります。ダイアトニックだと4番目です。
メジャーならⅣ△7、マイナーならⅣm7とⅣ7で表記されます。(Ⅳ7はメロディックマイナーというスケールから作られる和音)

代理コードを覚えよう

さて、「トニック」「サブドミナント」「ドミナント」はⅠ、Ⅳ、Ⅴだけではありませんよ。他のⅡ、Ⅲ、Ⅵ、Ⅶだって3つのうちのどれかになります。

どれになれるか確認しましょう。
Cのメジャーダイアトニックコードを書き出しました。

C△7 「ド・ミ・ソ・シ」 →トニック
Dm7 「レ・ファ・ラ・ド
Em7 「ミ・ソ・シ・レ」「ミ・ソ・シ・レ
F△7 ファ・ラ・ド・ミ」→サブドミナント
G7  「ソ・シ・レ・ファ」→ドミナント
Am7 「ラ・ド・ミ・ソ
Bm7(-5)「シ・レ・ファ・ラ」

Dm7(Ⅱm7)はF△7(Ⅳ△7)と同じ音(青文字)が多いですよね。Dm7はサブドミナントになれるわけです。
つまり、F△7の代理コードです。

Em7(Ⅲm7)はC△7と同じ音(赤文字)が多いですね。Em7はトニックになれます。つまりC△7(Ⅰ△7)の代理コードです。もう一つ、G7(Ⅴ7)と同じ音が多いですが、「ファ」と「シ」がないためトライトーン(三全音)がないので、ドミナントにはなれません。

Am7(Ⅵm7)C△7と同じ音(赤文字)が多いですね。Am7はトニックになれます。つまりC△7(Ⅰ△7)の代理コードです。

Bm7(-5)(Ⅶm7-5)はG7(V7)と同じ音(緑文字)が多いですね。Em7(Ⅲm7)と違い、「ファ」「シ」の音が含まれておりトライトーンが作れます。トライトーンがあるという事はドミナントになることができます!よってBm7(-5)(Ⅶm7-5)はG7(V7)の代理コードです。

メジャー(ナチュラルマイナー)代理コード
Ⅰ△7(Ⅰm7)Ⅲm7(♭Ⅲ△7)、Ⅵm7
Ⅱm7(Ⅱm7♭5)
Ⅲm7(♭Ⅲ△7)
Ⅳ△7(Ⅳm7)Ⅱm7(Ⅱm7♭5)(♭Ⅵ△7)
Ⅴ7(Ⅴm7)Ⅶm7♭5
Ⅵm7(♭Ⅵ△7)
Ⅶm7♭5(Ⅶ7)

ツーファイブワン進行

コード進行の基本中の基本ⅡーⅤーⅠ

ツーファイブワン

聞いた事はあると思います。

メジャーならⅡm7  ーⅤ ー Ⅰ
マイナーならⅡm7♭5  ーⅤ ー Ⅰ

という進行です。

これも代理コードで変化させることができます。

たとえばⅡを代理コードのⅣで代えてみましょう。

ポップスのような響きになりますよ。

♭Ⅵ-Ⅴ-Ⅰは覚えたい進行

マイナーのツーファイブワン。例を出します。

私の大好きなグローバーワシントンJr.の「just of the two of us」です!

このイントロ。キーはFmの♭D△7(♭Ⅵ△7)ーC7(V7)ーFm7(Ⅰm7)です。

これも代理コードが使われています。本来であればⅡm7(♭5)ですが、サブドミナントの代理コードは♭Ⅵ△7が使えます。このイントロもカラクリを解くとマイナーのツーファイブワンなんですよ。

なかなかに難しいですね。

ローマ数字で考えると混乱するという方はメジャーをC、マイナーをAmで考えてみるとわかりやすいかもしれませんね。

マイナーのツーファイブワンのツーはBm7(♭5)=Dm7=F△7で代用できます。ちなみにV7はE7ですよね。

まとめ

いかがでしたか。

なかなか混乱するところもあったと思います。

基本はトニック、サブドミナント、ドミナントの機能があり、それぞれ代理コード(同じ音を持つ和音)が存在するということを認識することが重要だと思っています。

その上で代理コードを活用しながら「コードで遊ぶ」と感覚が身についてくるでしょう。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

Toshi

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