【音楽理論】ノンダイアトニックコードの捉え方【同主調】

こんばんは!Toshiです!

今回はノンダイアトニックコードの捉え方について記事を書きます。

メジャーダイアトニックコードを理解し、曲のアナライズをしようとしたけど「ダイアトニックコード以外」のコードが出てきて絶望したことはありませんか?

この記事では挫折しまくった私が、ノンダイアトニックコードへの抵抗感が減ったコツをお伝えします。

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Contents

ノンダイアトニックコードは同主調から考える

同主調とは

同主調って何かわかりますか?

Cメジャーの同主調はCマイナーです。

B♭メジャーの同主調はB♭マイナーです。

というように、キーは同じでもメジャーかマイナー異なる関係を同主調と言います。

サブドミナントマイナーは同主調から借用したコード

よく頻出するノンダイアトニックコードがあります。

Ⅳm7♭Ⅶ7です。

Ⅳm7はジャズの名曲「All of Me」3分2秒からのコード進行で使っています。

♭Ⅶ7は「酒とバラの日々」で出てきます。

これらのコードはサブドミナントマイナーというもので、同主調のダイアトニックから借りてきたコードなのです。

キーがCのとき、ⅣはメジャーならⅣ△7ですが、マイナーだとⅣm7になります。※上の写真参照

このように、ところどころマイナーからコードを借りてくることが多いです。

俗にいう借用コードというやつです。

したがって、ノンダイアトニックコードが出来てきた時は「同主調から借りてきたパターンかな?」と思うと解決につながることも多いですよ!

ちなみに、♭Ⅶ7は「マイナーの要素無いのにサブドミナントマイナーなの?」と疑問が生じるかと思いますが、サブドミナントマイナーコードの代理としての機能があるのでサブドミナントマイナーと位置付けられています。

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◯7の形のノンダイアトニックコードはセカンダリードミナント

◯7の形のセブンスコードが出てきた時は

「セカンダリードミナントかな?」と疑うようにしています。

だいたいセカンダリードミナントで合っていることも多いです。

※セカンダリードミナントについてよくわからない方はこちらの記事を参照ください。
「セカンダリードミナント」とは何?

サブドミナントマイナーが出てきた時にも言えることですが、ノンダイアトニックコードが出てきた時は慌てないことが重要です。

セカンダリードミナントか、あるいは借用コードなのかと考えると落ち着いて判断できます。

借用コードがセカンダリードミナントの機能を持っていることも往々にしてあるので、別物と考えるのではなく、2つの視点から捉えるという意識がいいです。

まとめ

今回はノンダイアトニックコードへの捉え方をテーマに記事を書きました。

ポイントは

  • ノンダイアトニックコードは同主調から借用することが多い
  • Ⅳm7と♭Ⅶ7のサブドミナントマイナーは頻出する
  • ◯7はセカンダリードミナントの可能性が高い

以上がポイントです。

ここを抑えておくとアナライズがしやすくなります。

もちろん、これは絶対ではありません。例外も多くあります。

あくまで判断基準として捉えるようにしてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Toshi

 

 

 

 

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